コラム

F1日本GP終了
日曜日、無事に日本GPが終了しました。
金曜・土曜とマシンから出た火花とコース脇の芝生が枯れていることによる出火が問題になっていましたが、決勝は直前まで雨が降っていたこともあり、特に火事が起きることもなく終了しました。
X(旧Twitter)上では、帰宅が大変とか、今年はのぼりは盗られなかったとか、いろいろなニュースがありましたが、とりあえずはホッとする展開でした。
まさか、フェルスタッペンがポールトゥウィンを果たすとは思ってなかった。これはマシンが良くなったというよりはフェルスタッペンの天性の速さがいかんなく発揮された結果と思います。角田くんは残念ながら予選で15位に沈み、決勝でも1周目でローソンを抜いて、ピットでガスリーを抜いての2台抜きで終わってしまいました。
予選Q1まではかなり速くてとても期待が持てる状況だっただけに、Q2での失敗はとても痛かったですね。アタックラップのシケイン立ち上がりでホイルスピンした時点で勝負ありという感じだったでしょうか。いや本当に残念でした。
しかし、レッドブルに関してはこれまでローソンの「なんで遅いのかわからない」というところから、なぜ今回予選下位に沈んだのか結果はわかりやすくもあり、今後に期待の持てる結果ではあったので良かったのではないでしょうか。なんせ日本GPでぶっつけ本番で別のマシンに乗ったわけですからそれを乗りこなすことができれば(まあまあ乗りこなせていたと思いますが)、もはやトップドライバーとしてやっていけるレベルです、特にレッドブルのマシンはピーキーすぎて乗りこなせない人が続出していたわけですから。
これまでレーシングブルズのマシンに乗っていた角田くんは予選で鬼神のごとき走りを見せ上位に食い込み、その結果決勝は後ろから来る早いマシンに追い回されるというレースが常でした。今回の日本GPではその逆で前を走る遅いマシンをいかにして抜くか?という課題に突き当たっていた印象がありました。前半はガスリー、後半はアロンソを追い回していたわけで、これは角田くんにとってもとても新鮮だったのではないでしょうか?そしてフェルスタッペンの優勝を祝うチームのセレブレーションではしっかりと宿敵(?)ホーナーの横を陣取り二人そろってスーパーフライング!またすぐにチームに溶け込めそうな予感がする人たらしな角田くんでしたね。
いずれにしてもこれである程度マシンに対する習熟は進んだと思われる角田くん。今週からはバーレーン、サウジアラビアとレースが続きます。ここで真価が問われるわけですが、今週の角田くんの走りを見ていると、まあまあ期待ができそうかな思います。
できれば今年中に優勝してくれないかなー。。。