コラム

角田くんはレッドブルに行ったほうがいいのかどうか。
だいぶ間隔があいてしまいました。
インフルエンザの流行はほぼ終息し(結局B型インフルは流行しなかった…)、最近はRSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、嘔吐下痢(感染性胃腸炎・ウイルス性胃腸炎とも呼ばれる)が流行しています。
イベント事のタイミングで感染するとなかなかかわいそうですね。できれば参加できる方向で対応できないかと考えますが、そこは医療の限界を感じてしまいます。。。
さて、だいぶ間隔があいていた隙に2025年のF1が開幕しました。1950年から始まったF1。今年75周年の節目を迎えるそうです。
事前のテストでは全然タイムも上がらずなかなか厳しそうだった角田くんのレーシングブルズ。蓋を開けてみると意外や意外、第1戦オーストラリア、第2戦中国ともに予選では快走をみせてくれました。
今年はチームメイトが新人のアイザック・アジャー(Isac Hajar)選手ですが、アジャーも角田くんと同じようなタイムを刻んでおり、かなりドライバビリティ(運転のしやすさ)が高い車に仕上がっていることがうかがわれます。
他の車で言うと、現時点で一番速いのは間違いなくマクラーレンだと思います。ノリスとピアストリの強力ラインナップは第1戦はノリスが、第2戦はピアストリが優勝ということでかなり強力であることは間違いありません。ただし、どちらも相方は下位に沈んでおり、安定感という部分では少し欠けているものがありそうです。
今年の目玉はハミルトンのフェラーリ移籍だと思いますが、フェラーリもこれまでと違い、ルクレールとハミルトンのラインナップは強力で、なんだかんだいって上位に顔を出しているのはさすがと思わせます。まだまだマシンはピーキーな雰囲気もありますが、第2戦中国GPのスプリントをハミルトンが勝ったりと、これからが楽しみなチームになりつつありそうです。
メルセデスはハミルトンの後釜にキミ・アントネッリ(Kimi Antonelli)を迎え、ラッセルがエースドライバーとして君臨しています。今年は新人が加入したということもあり、最初は苦労するかと思いきや、マシンの安定性的な進化も手伝ってか、意外とアントネッリもコンスタントにポイントを獲得している状況です。
一方レッドブルはどうか?今年から実績十分の新人リアム・ローソン選手がワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペン選手のチームメイトとして参戦しています。昨年から非常に乗りにくいマシンになっていたレッドブルは今年はテストの時から圧倒的ヤバさを醸し出していました。ローソン選手のタイムは全く上がらず。実際、オーストラリアGP、中国GPともにローソン選手が全選手の中で一番遅いというヤバさ。マックス・フェルスタッペン選手の技術のみで上に行っているような状況です。
これまでは、鬼才エイドリアン・ニューウェイの素晴らしいアイデアや技術力でしのいできていましたが、そのニューウェイもおらず、そのほかの技術陣も多くがほかのチームへと移籍してしまっています。正直ここから修正が可能な状況であるとは思えません。多分ここから立て直すのはかなり難しいと思います。レッドブルのプライドにかけて立て直しを図るとは思いますが、チームリーダーであるクリスチャン・ホーナーはすでに求心力を失ってしまっているように思います。
ローソン選手更迭か?というニュースがたくさん出回ってましたが、ついに先ほどローソン選手と角田くんの交代が決定したという報道が出ました。
ついに角田くんトップチームデビュー!すごい!
…
とはなりませんよね。今年は比較的乗りやすくしかもスピードがあるレーシングブルズからこんなヤバい状況下にあるレッドブルに昇格(?)して、果たして活躍できるのでしょうか?
あまり期待はできなさそうです。。。
むしろローソン選手を助けるためにレッドブルの首脳陣があえて角田くんと交代させたようにも見えます。この交代でローソン選手はある程度復活するでしょう。角田くんは果たしてこのピーキーなマシンを乗りこなすことはできるのでしょうか?
とはいえ、F1ファンとしてはこの交代は若干面白さを感じる部分もあります。
すでにF1で、4年間の経験がある角田くんがレッドブルに乗った時にどのようなタイムを刻めるのか、その結果次第でローソン選手が悪いのか、そもそもマシンが良くないのかがわかるからです。角田くんは本当に遅いマシンで予選では鬼神のごとき走りを披露し、Q3へとたびたび進出していました。いろんな引き出しを持ってると思う。そんな角田くんでも乗りこなせないマシンであったなら、レッドブルの面々はこれからがらりとマシンの作り方を変えないといけないところに来ているのかもしれません。
ホンダエンジンを積んで全然だめだったマクラーレンは、自分たちの過ちを認めず、すべてをホンダエンジンに擦り付けた結果、自分たちの間違いを正し、復活するまでに7年近くかかっています。これまでマックス・フェルスタッペンにおんぶにだっこで過ごしてきた3年間で大きく間違ってきたと思われるレッドブル、修正するのに何年かかるのでしょうか?また復活は可能なのでしょうか?ここからの角田くんの走りがとても楽しみになってきました。