コラム

F1 バーレーンGPが終わっての感想

F1バーレーンGPが終わり、今日からサウジアラビアGPが始まります。ジェッダで開催されるサウジアラビアGPは、高速市街地コースで壁が近くクラッシュが多くドラマが起こりやすいです。

以前のサウジアラビアGPでは、予選でスーパーラップを刻んでいたフェルスタッペン選手が最終コーナー立ち上がりでクラッシュしたり、ペレス選手が劇的なポールポジションを獲得したり、レースで角田くんがHaasチームに邪魔されたり、ミックシューマッハ選手が激しいクラッシュを起こして病院に運ばれたりいろいろありました。

迫力があるレースが展開されるので楽しみなGPです。

 

ところで、バーレーンGPでは、角田くんが予選10位、レースでも9位に入り、調子の上がらないRed Bullのマシンをこれまでのドライバーよりも確実に乗りこなしている感じでした。

練習走行(フリープラクティス)が3回ありましたが、そのすべてで角田くんは下位に沈んでいました。たまたまアタックラップがうまくいかなかったのもあったとは思いますが、どちらかというとマシンに対する習熟を優先していた印象でした。他のチームの多くがアタックラップを刻んでいる状況でもピットに長くとどまったあと、レースシミュレーションを行っているのかなというような遅いラップで淡々と走り続ける姿が目につきました。フリープラクティスでは全然順位は上がってこなかったものの、予選・レースとそれなりのスピードを見せつけた角田くんの姿は、しっかりと地に足を付けて新しいチームにフィットするように努力を続けている雰囲気が出ていて、今後がより楽しみになるものでした。

去年までフェルスタッペン選手のチームメイトだったセルジオ・ペレス選手は毎年最初のほうはフェルスタッペン選手と同じくらいの成績を収めるが、徐々に成績が低下していくというのを繰り返していました。今年、角田くんは最初の開発の段階でかかわることができなかった状態なのでチームに慣れるのも大変だろうなと思いますが、今後、チームにフィットできたらどういう成績を収めるか楽しみなものです。あわよくば、シーズン後半に日本人(アジア人)初の優勝とかしてくれないかなぁ!と妄想が膨らんでしまいますね。

 

さあ、今日から始まるサウジアラビアGPが楽しみになってきました。しっかり応援していきたいと思います(夜中なんでリアタイは無理ですけどね)。

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